電子カルテを中心に、レセプトコンピューター・画像ファイリングシステムなどが連動されており
診療の質と効率アップに貢献しています。
内視鏡・エコー・CTなどの画像は、診察室において大画面で見て、説明を受ける事ができます。
診察後は診療内容・保険点数が瞬時に受付にとび、会計時間が著しく短縮されます。
主たる診察室である1番診察室と、2番診察室・4F特別室は同じ診療環境です。
フロアー・部門別もリアルタイムに同じ情報を共有していますので、診察待ちの時間を利用して検査などを
先行して施行する場合もあります。
 
 
東芝製Asteon4による、マルチスライスCTを
導入いたしました。
CTとは人体の断面を画像撮影する機械で、
1cm間隔などで断面を作成します。
当院の機器はらせん状に連続して撮影し、従来1個であった情報受け皿が4個あるために、早く・見落としなく・正確に撮影できます。
従来型のCTより撮影時間が短いため、息止め時間は短縮され被爆量も少なく、その結果短時間で高精度のCT検査が施行可能となります。
さらに当院では、通信(光ファイバー)を利用して放射線科専門医による読影・診断を依頼し、
ダブルチェックで読影精度を高めています。
 
 
胸部・腹部・手足などの単純レントゲン検査をする機器です。
デジタル処理を施しますので、撮影後カセッテといわれるものを読み取り機に入れると同時に、どこの診察室でも瞬時に画像を呼び出し、読影できます。
 
 

CCDカメラにより、胃・大腸など消化管を内側から直接観察する検査です。
旧来のバリウム検査は消化管の凹凸を
みていますが、 内視鏡は色調の変化・わずかな段差も判別でき、より精度の高い消化管検査です。


経鼻(鼻から挿入)
病気があるかないかのふるいわけ(スクリーニング)には、こちらがお勧めです。

鼻に麻酔をして、細い内視鏡を鼻から挿入し、食道・胃・十二指腸などを観察します。
原則として注射はしないので、検査後すぐにでも帰宅可能です。
異常が見られたときの、組織検査も施行できます。
画像の質はやや悪く、内視鏡的手術などはできません。

経口(旧来の方法)
精密検査・内視鏡的治療・鼻の術後などはこちらで。

のどに麻酔をして、マウスピースを噛み、口から挿入する従来の内視鏡検査方法です。
当院では精神安定剤を使用して、緊張を緩和します。
検査後30分ほど休んでから帰宅していただきます。

肛門から盲腸まで内視鏡を挿入し、大腸癌・ポリープの有無などを観察する検査です。
大腸の終点(盲腸)まで大半の方は7分以内に挿入され、痛みもほとんどありません。(個人差はあります。)

観察だけの場合
全検査時間10-15分程度で終了します。
検査後30分ほど休んで帰宅していただきますので、在院時間は1時間弱です。

ポリープなどがあった場合
検査前に内視鏡的治療の説明を受けている方は、内視鏡的切除をします。
大きさ・形などにより、外来で取れるもの・入院を要するもの・内視鏡では無理なものなど様々です。
ポリープ切除にて極めて稀に、出血・穿孔(消化管の壁に穴が開く)などの合併症をおこすことがあります。
これらを予防するために、切除後は食事制限、1週間ほどの禁酒・スポーツの制限などが必要になります。
検査時間は切除するポリープの数・技術的困難さにより異なりますが、多くは20分前後です。
合計して、1時間強の在院時間です。
 
 
旧来の白黒エコーと違い、血流の状況・心拍出量なども計算できるエコーです。

腹部エコー
肝臓・胆嚢・膵・腎臓・大動脈などを観察します。
お腹にゼリーを塗って痛くなく・被爆もなく検査できます。
ガスが多かったり、太っている人では見えない場合もあります。

頚部血管エコー
首を走る頚動脈の厚みや血栓という塊が血管内にできていないかを見る検査です。
頚動脈の続きが脳血管であり、脳梗塞・出血などの危険因子である動脈硬化を評価します。

心臓エコー
心臓の動き・部屋を行き来する血液の状況・ポンプの能力・心臓の弁の状況などを観察します。
 
 
2F 1番診察室 ベッドサイド
診察時、おなかの聴診器代わりに診察室で大きな病変の有無を観察します。
腸管のはれ・お腹の中に水のたまりがあるか・胆石の有無などを、簡単にふるい分ける検査です。